就職前に入学を検討

ゲーム機

高校でゲームに興味を持ち、そのような職業に就いてみたいと考えた場合、ゲーム専門学校への入学が最も望ましいです。何もかも未経験ではゲーム会社へ入社することすら難しいですし、仮に入社できたとしても働きながら一から学ぶわけですから、その苦労は計り知れません。まずは専門学校で基礎からしっかりと学び、知識や技術を身に付けた上で就職するのが現実的かと思われます。専門学校へ入学するには試験に合格しなくてはなりませんが、主に推薦・一般・OAの三種類があります。推薦は出身校から推薦してもらうわけですが、同時に面接なども行います。また、推薦してもらうには高校在学中の成績や生活態度などが基準となりますし、専門学校側としても合否判断の指標となります。一般は筆記・面接試験や書類審査などから判断し、AOは面談などで熱意ややる気を訴えることで合否が決まります。

独学では難しいことが学べる

ゲーム専門学校では主に基礎や開発について2~4年間で学ぶことになります。ゲームを作るにはプログラミング言語を習得する必要がありますが、独学では身に付けにくい難しい言語も一から学ぶことが可能です。また、個人では手に入れることすらできない特殊な開発機材などが使える学校もあります。同じ夢を持った人たちと共に学び、活発に情報交換も行える環境は、実力を身に付けるのにうってつけの場所です。くわえて様々な分野の人間が揃っているので、実際の現場で働くようなチームを組むことも可能ですし、より現実の業務に近いレベルと環境で日々学んでいけるのではないでしょうか。業界とコネクションのある学校であれば就職にも有利に働きますし、本人の頑張り次第で望む世界へ飛び込んで行けます。

注意すべき点

ゲーム専門学校では、それまでのゲーム業界で実績のある内容の授業になるため、結果として最新のテクノロジーは学ぶことができません。例えば出たばかりの言語に対して即座に授業で教えることは難しいですし、無理に取り入れればカリキュラムは滅茶苦茶になってしまいます。ただ、講師の方は現場で働いてきた人ばかりなので、プロの意見を参考程度に聞くことはできますし、独学で学びつつ仲間とアレコレ情報交換することは可能です。また、あまりニッチ過ぎる知識や技術を習得しても、いざという時につぶしが利かないこともあるので注意が必要です。ゲーム開発は最新技術の塊ですから、ある日突然新技術が登場して、それまで当たり前だったものが使われなくなる危険性もあります。できれば他の分野でも応用の利くものを学んでおくべきですし、この業界ではリスク回避というものも常に頭に入れておいた方が良いでしょう。どんな状況でも最後にモノを言うのは自分の能力や努力ですので、そのことを忘れずに日々学校で真剣に学んでいってください。

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